安全資産は現金 or 債券、それとも併用?
投資の世界ではポートフォリオという言葉出てきます。これは資産配分のことです。株式何割、不動産何割などですね。
投資総資産が少ない場合、100万〜1000万までは株50%+現金50%がいいと思います。暴落した時にすぐに買い付けができますからね。
資産が大きくなってきたら(1000万以上)なら上記のように債券も入れておくといいですね。債券は簡単にいうと借金で、米国債の場合、米国がお金を借りて、借りたお金に利率をつけて返すものです。米国が破綻することは考えられにくいので、安定資産とされています。
株式と債券を50%ずつの方が安定して、なおかつリターンも大きい(例:株式年率4%+債券2%)のですが、信用不安等があると債券も値下がります。
債券は安定している?
これはヴァンガード社の債券ETFです。米国債を中心に構成されています。コロナショックの際に大きく値下がりしてますが、すぐに戻しています。FRBの利下げとトランプ大統領の資金投入、コロナの収束を好感して戻しているようです。
これを見た時に債券だからと言って絶対的に値下がりが生じにくい訳ではないということを感じました。市場がパニックに陥り、多額のBNDを保有していて、パニックに乗せられる形で売却していたら、相当の損失を出します。
これはVT(全世界株式投資)とVANGEHP(全世界債券)を50:50で保有するファンドです。株式の値下がりに影響を受けていますね。ちなみに楽天VTIも見てます。
−20%以上の下げがあります。比較すると債券が組み込まれている方が下げがマイルドなのがわかります。
安定資産に現金があると何が嬉しいか
暴落時に現金が豊富だと上昇トレンドに入った時に値上がりをレンジで掴めます。
赤枠部分で少しずつ購入していけば自然と資産は大きくなります。再度下げた場合は買いを止めればいいです。
フルポジしたいんだけど・・
フルポジは自分の現金を全て金融資産にすることです。フルポジションの略ですね。VTIがコロナショックの時、20%以上下がりました。基本的にVTIは長いスパンで見ると価格が上がっていくため、2年前に買った値よりも下がらないと踏んでいたのですが、この時は悠々と下回りました。一株137$で買ったのが、111$になりました。約20%の下げですね。
この時落ち着いていられたのは、余裕資金だった(個人年金、生活費は別途あった)からです。どうせ時間の経過とともに上がる、下げるならプールしていた現金で買い増しも考えてました。特に米国株はストップ安がないので、気をつけたいところですね。
将棋と一緒でやりすぎ、つまり攻めすぎると反動が大きいんです。将棋は攻め駒が少ないので、駒得して戦力を増強する必要があるんですね。いきなり攻めると反撃されてすぐに終わります。
まとめ
現金と債券の比率は各人の好みになると思いますが、個人的には安全資産は現金の方が好きです。流動性が高いですからね。債券を組みれた場合は耐性があるので、余裕が生まれます。