前回記事は↓
新社会人が資産形成する場合の続きです。証券口座、銀行口座があれば後は資金を投入していくだけです。
銘柄選定
以下を基準に選びます。
- 信託報酬は安いのものを選ぶ
- 投資先は全世界(+先進国債券)
- 純資産100億以上
備考
- クレカでつみたて or 入金どちらでもOK
- 資産に比例してポイントがつくなどは考慮しない
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
信託報酬の安さ、全世界に投資するためカントリーリスクがないことでこれがいいと思いました。インデックスに連動するので、安心です。
『MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス (ACWI)』 |株価指数
楽天VT、SBI VTなどもあるのですが、これらはVTを円貨でかえるタイプですね。全世界投資の投資信託でかつ、信託報酬が安い、インデックス連動型であれば成績はさほど変わらないはずです。ほぼ好みで選んでいいです。
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
債券ファンドは必要かという問いは、もう各人の考え方に依存しますね。つまり好み。以前読んだポートフォリオの本に「10%でいいから入れておくべき、入れないと安定感なさすぎる」と書いてあったの入れているだけです。
ポートフォリオ(資産配分)
オルカンを50%、債券5%(オルカンの10%)、現金を45%で毎月積み立ていきます。現金比率が高いですが、これがいいです。株式の値下がりは舐めない方がいいので、クッションとして現金比率を高めにします。肌感覚で現金が多くなってきたと思ったら、追加で買ってもいいでしょう。ある程度余裕があった方が、放置できますし。
リバランス
年に1回リバランス(配分の整理)をしましょう。オルカンが60%になったら10%売って、その分を現金にしたりします。含み益があると売りたくないですが(私もそうです)、経験上すっぱり売った方がいいです。「売らずに債券買い増し!」でもいいのですが、配分が整わないことが多いです。
リバランスの効能
リバランスは配分を整えることと、自分の金融資産の状況の確認、積立額の増減を考えるためにします。リバランスになれておかないと、いざという時に売れなかったりします。要は練習も込みです。ちなみにリバランスは年1回くらいにしましょう。何回もやるとコストが嵩むこともありますし、投資に手間をかけすぎになります。手間かける=手間をかけたくなるんです。
まとめ
以上で新社会人の場合の資産形成のやり方の全容になります。このやり方だと主婦、フリーター、20〜30代で20年以上かけて資産形成する場合には現状最適解かと思います。積み立てNISAのミソは「少額から長期で、非課税」ですが、個人的には「いつでも現金化できる」のもいいところだと思っています。考えが変わって、売却→他のことに使うも容易なんで。
ただ「50代でもこれをやるか」という問いには明確にNoなんですよね。50代からだったら「配当金狙いの投資」をする。日本株とSPYD+HDVで配当金を得ます。