読書 自分でやった方が早い病

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最近、後輩に指導することが増えたので、ちょっと読んでみました。刺さった部分を書き連ねていきます。

 

自分でやった方が早い病

部下に任せるも、仕上がりに納得出来ず、結局自分でやってしまう病。他人の成長を待てない、他人の成長に喜びを見出せないのが原因。

 

どうすればいいのか

相手を信頼し、任せる。一時的に負荷が上がるが(指導が発生するので)任せる。任せて失敗してもリカバーする度量が必要。また自分一人の成長ではなく、任せた人の成長に喜びを見出せるようになる必要があるが、自分は一歩引くので、スポットライトから外れてもいいという気概も必要。

 

何もよりもチーム力向上が大事

一人だけ成長するということは、その人に仕事が集中し、その人に何かあった場合に全てが止まるということ=業務のブラックボックス化。また一人でできることには限界があり、業務量も劇的に増えることはありません。一人の100歩より、百人の1歩が大事と記載されており、言い得て妙だと思いました。

 

任せると余裕が生まれる

会社として見た場合、百人が動いていれば、一人病欠をしても九十九人は業務を進められます。これは好ましい状態です。リカバーもしやすいです。これが誰かに集中していると、人員を有効活用出来ていませんし、業務の進みも綱渡りになりかねません。

仕事を抱え込んだ人がたまたま元気なだけで、病気・怪我で離脱すると一気に業務が止まってしまいます。

 

任せると楽になるわけではない

任せるとある程度期間、負荷が上がります。これは覚悟が必要で、成長には時間がかかるからです。また楽をしたくて任せると相手も楽をします。ここ大事。

 

自分のコピーを作らない

自分のやり方でやるように伝えると、手順の改善点が見つけられないです。任せたら、手順も変えて良い旨を伝えます。もちろん要件も併せて伝えましょう。

 

今いるメンバーがベストメンバー

この言葉が一番刺さりました。メンバーの不満を言わずに、この言葉を肝に銘じて働くことが大事です。優秀なメンバーがいないと嘆くのは、やめて一緒に成長できるように施策を練るのが大事です。

まとめ

しゃかりりきに誰の協力を得ずに働くのがいいと思ってましたが、改心しまして、みんなと一緒に成長しながら、働くべきだと思いました。