サラリーマンの保険について、主に公的保障制度をまとめたいと思います。
社会保障
医療制度
サラリーマンの場合、給与天引きで社会保険料が支払われています。よって強制的に加入しています。医療費は窓口で全体の3割を支払いますが、支払額が1ヶ月内で一定額を超えた場合、高額療養費制度により確定申告で大部分を回収できます。年齢、所得によって返ってくる額は異なります。
自己負担3割、窓口で払う理由
厚労省白書を読んで初めて知ったのですが、窓口で自己負担分を支払うのは、不要来院を防ぐためらしいです。以前高齢者の負担をゼロにしたところ、病院がサロン化認め、窓口払いを復活させたそうです。ちなみに高齢者は1割負担です。
年金
年金もサラリーマンの場合、強制加入です。そして、国民年金(1階分)と厚生年金保険(2階)になっています。
国民年金(基礎年金)
令和2年4月分からの年金額 781,700円(満額)。つまり月65,141円の受給になります。満額というのは20〜60歳までの40年間(480ヶ月)支払った場合は満額もらえます。それ未満の場合は満額はもらえません。30年間支払った場合は4分の3になります。ちなみに大学生の20〜22歳の際に免除しているとその分は減額されてますが、確か何年か猶予があるので、その分を支払うと満額に出来ます。
厚生年金
220,724/月額が平均のようです。厚生年金は報酬によって、金額が変わるのでねんきんネットで調べるのが確実です。
https://www.nenkin.go.jp/n_net/
ユーザIDとアクセスキーが郵送されますが、郵送から3ヶ月以上経っているとアクセスキーの有効期限が切れるので、再発行を頼む必要があります。ちなみにねんきんネットはマネーフォワードに登録可能です。
介護保険制度・高齢者福祉
高齢になって介護が必要になったり、脳梗塞後に介護が必要になった際には介護にかかった費用の1割負担になります。手厚いですね。介護保険の主体は自治体になります。
雇用保険制度
就業が困難な際に得られるお金です。失業保険です。離職・就業困難な日から直近6ヶ月の給与を日割りにして、50~80%が貰えます。日数は90〜360日で、給与が低いほど、割合が大きくなります。普段の給与が12万の場合、9.6万、36万の場合は18万になります。
その他
求職者支援制度
雇用保険による金銭受給ができない人向けにある制度で、職業訓練や金銭受給を得られます。
労災保険制度
就業中による怪我などにより、仕事ができない場合による給与の補填や入院治療費の補填です。従業員が1人でもいる場合は企業は加入の義務があります。労災は企業側が全額負担します。
まとめ
ほぼほぼカバー出来ていて、特に医療制度が手厚く、民間の医療保険は不要だと思いました。年金も割といいのですが、いい暮らしができるかと言うと、人に依りそうです。資産運用も検討する必要があるかもしれません。雇用保険は今回初めて知ったのですが、手取りが多い人は家賃等とのバランスが取れない可能性があるので、収入保障の保険があると嬉しいかと思います。私も入ってます。家賃高めのとろころに住んでいるので。