読書 ジョブ型雇用社会とは何か

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こちらの本を読んだので、感想を。

 

 

ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用違い

ジョブ型

ある職務(ジョブ)に値段がついており、その席に必要なスキルを持っている人が席に着く。複数人がその席に手を挙げた場合、最も相応しい人を会社は選ぶ。ジョブについた人は転職するか他のポストに応募しないとそのまま職務を全うする。席に値段がついているので、個々人を評価はしない。

 

メンバーシップ型

ジョブ型と異なりスキルは問われず、会社のカルチャーに馴染むかどうかで選別しがち。新人はスキルがないことを前提にしており、OJTで一から鍛える。評価は人の情意(やる気)などを含めて評価。

 

給与

前述の通り、ジョブ型は給与は変わりません。メンバーシップ型は経年により給与が上がっていきます。これはメンバーシップ型雇用者は全ての生活費(教育費等)を給与で賄うことを想定されているためです。

 

社会的背景

欧米では「スキルを身につけて職を得る」が一般的です。日本では職務訓練を施すことを目的とした施設(学校、大学)設立という動きはありましたが、教育サイドが拒否というか対応をしなかったため、訓練校は流行しなかったです。これを受けて企業は自前で訓練する方向になりました。OJTですね。

 

まとめ

最近ジョブ型という言葉をよく見てたので、詳しく知りたくてこの本を読みました。雇用形態について、日本と欧米の違いがよく理解出来ました。