読書 ヱヴァンゲリオン1〜14巻

ヨドバシ電子書籍 Dolyで読破したので、感想です。

Dolyは常時20%ポイント還元のため、2冊は無料で購入できました。

 

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全体の流れ

セカンドインパクト後の世界を描く。主人公(シンジ)はエヴァンゲリオン搭乗適正が高く、次々と現れる使徒との戦いに巻き込まれて・・・。

 

総評

ストーリーは面白くて、一気に読み進められました。中だるみなしです。

以下から具体的に感想書いていきます。

 

物理的に無理・・では・・・?

エヴァ0号機が地球の衛星軌道にいる使徒目掛けてロンギヌスの槍を投げる場面があるのですが、見事に命中し、撃破します。最近物理学の本を読んだので、これは無理ではと。理由をあげます。

 

  1. 空気抵抗を考慮していない、また風向きも考慮していない。
    空気抵抗による速度減がないのはおかしくね?参考URL↓

    https://zatugaku-gimonn.com/entry310.html

    狙撃手の本にも書かれていましたが、風向きはかなり重要です。考慮せずに打つと逸れます。

  2. 1にも関連しますが、大気圏を通過して敵に当てる場合、推進力が必要のはず。減速なしで命中してる。逆に推進力があったら、大気圏は通過はできるかも。

 

序盤

シンジとアスカの幼少期のトラウマが描写されていて、感情移入できました。学園生活もありますし。他のキャストもライトな振る舞いでした。

 

個人的にショックだった場面

(スパロボだと生存ルートがある、)トウジ死亡。この後、ショックでシンジは学校行けず。学徒とも疎遠になります。

 

個人的に嫌だった描写

人間の脆さ、弱さ、性と言ってしまうとそれまでなのですが、どうも「この土壇場で愛欲に溺れすぎでは?」と感じました。

 

  • 冬月: シンジの母でゲンドウの妻、ユイに横恋慕。ユイを失ったゲンドウが苦しんでいるのを陰でいい気味だと思ってる
    → すっぱりユイを諦めて、ゲンドウを励ます側に回ってほしかったなぁ。

  • ゲンドウ: ユイを失った反動で神を憎み「(ユイを)奪うならなぜ与えるのか」と憤る。周り全て利用して、全てを無に帰そうとする
    → 彼の中は絶望で塗り潰されていたと思うけど、救いはなかったのか・・・。

  • 赤木リツコ: 母と愛人関係になったゲンドウと自らも愛人関係となる。利用されていると知りながらも、ネルフでは普通に働いている。
    → 母親の男と愛人関係って、救いようがないだろ。。O.L.H(旧面影ラッキーホール)の歌詞の世界観なんだが。

ツッコミポイント

  • ゼーレ: 人類補完計画を進める「老人たち」。ゲンドウの不審な動き、組織に背くような行動を見つつも彼に計画を進めさせている。
    → いや、経営者側なんだからクビにして他のやつを採用すればいいだけな気が。

  • マヤ: え、リツコさんを(恋愛対象として)好きだったの・・・?

 

勝手に他作品と比較

The Origin

この本を読む前にガンダムファースト、The Originを読んでいました。The Originは群像劇で戦争に翻弄される模様を書いています。あまり感情移入出来なかったんですよね、正直。エヴァンゲリオンの方はシンジ、アスカのバックボーンが描かれていて、入り込めました。

 

蒼穹のファフナー

竜宮島にて孤軍奮闘します。全く後ろ盾がなく、全体として悲壮感と絶望感が充満しています。とにかく切迫感がすごいです。エヴァの方は望みがあるんですよね、仲間もいるし、閉塞感もあまり感じない。ファフナーに比べてですけど。あとファフナーの方はあんまりドロドロがないのも好きですし、竜宮島の大人たちは希望を与えるように努めているところもいいですね。